Cursor の Claude Code 拡張機能 2.1.312、2.1.313 の不正な版を確かめる手順: 版と6つの印を見る
Cursor のマーケットプレイスから Claude Code の拡張機能 2.1.312 か 2.1.313 を入れた人は、拡張機能の版と手元に残る6つの印を見れば、不正な版の影響を受けたかが分かります。2026年11月5日に、Cursor 3.27.22 と VS Code 1.144.0 を入れた Mac で、確かめる手順を実行しました。
経緯
2026年10月29日(太平洋時間)に、Cursor のマーケットプレイスで Claude Code の拡張機能の不正な版が配られていたと、Cursor が知らせました。Cursor のお知らせでは、当てはまるのは次の条件をすべて満たすときです。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| 入れた場所 | Cursor の拡張機能のマーケットプレイス |
| 版 | Anthropic.claude-code の 2.1.312 か 2.1.313 |
| OS | macOS か Windows |
| 時刻 | 2026年10月29日の太平洋時間 2:27〜13:35(日本時間では10月29日18:27〜30日5:35) |
この時刻に拡張機能を更新したときも、当てはまります。VS Code の公式のマーケットプレイスの版や、ほかの版で被害が見つかった証拠はない、と Cursor は書いています。
環境
- macOS 26.6.2
- Cursor 3.27.22(Claude Code の拡張機能は入れていない)
- VS Code 1.144.0(Claude Code の拡張機能 2.1.318)
- 2026年11月5日に確認
手順
入っている拡張機能の版を見る
ターミナルで、Cursor に入っている拡張機能の版を表示します。
terminal$ cursor --list-extensions --show-versions | grep -i anthropic
anthropic.claude-code@2.1.312 か @2.1.313 が出たら、当てはまる版です。何も出ないときは、Cursor に Claude Code の拡張機能は入っていません。筆者の Mac では、何も出ませんでした。VS Code では code で同じように見られます。
terminal$ code --list-extensions --show-versions | grep -i anthropic
anthropic.claude-code@2.1.318
画面で見るときは、拡張機能の一覧で Claude Code を開き、右の Installation の Version を見ます。発行元が Anthropic で、anthropic.com の横に確認済みの印があることも見ます。
VS Code の Claude Code の拡張機能の画面
SSH の鍵に svc-telemetry がないかを見る
不正な版は、svc-telemetry という名前の鍵を ~/.ssh/authorized_keys に足そうとします。Cursor のお知らせにあるコマンドで確かめます。
terminal$ grep -qs svc-telemetry ~/.ssh/authorized_keys && echo "svc-telemetry key found" || echo "No key found; machine not impacted"
No key found; machine not impacted
svc-telemetry key found と出たら、影響を受けています。
残るファイルがないかを見る
不正な版は、起動のたびに動く仕組み(LaunchAgent)と、裏で動くための2つのファイルを残します。
terminal$ ls ~/.config/.smt ~/.config/.smtk ~/Library/LaunchAgents/com.apple.sysmond.plist
ls: ~/.config/.smt: No such file or directory
ls: ~/.config/.smtk: No such file or directory
ls: ~/Library/LaunchAgents/com.apple.sysmond.plist: No such file or directory
3つとも No such file or directory なら、残っていません。
一時的なフォルダーのファイルを見る
一時的なフォルダーに .stk_ で始まるファイルがないかを見ます。
terminal$ ls -a "$TMPDIR" | grep "^\.stk_"
何も出なければ、ありません。
裏で通信するプロセスがないかを見る
外のサーバーとつなぎ続けるプロセス(ssh -N -R か autossh)がないかを見ます。
terminal$ pgrep -fl "ssh -N -R|autossh"
何も出なければ、動いていません。
見つかったら、Cursor の後始末の手順を行う
1つでも見つかったときは、Cursor のお知らせにある後始末のスクリプト(macOS は remediate-macos.sh)を、管理者ではなく普段のユーザーで実行します。拡張機能を消すだけでは、残ったファイルが動き続けます。そのあと、この Mac から使えたパスワードやトークンを、別のパソコンから変えます(Cursor のお知らせによる)。
注意点
Windows では PowerShell で確かめる
Windows では、~/.ssh/authorized_keys に加えて C:\ProgramData\ssh\administrators_authorized_keys も見ます。コマンドは、Cursor のお知らせに PowerShell の形で載っています。
外のサーバーは止まっている
Cursor のお知らせでは、不正な版がつなごうとしたサーバーは止められています。それでも残ったファイルは動き続けるので、見つかったときは後始末をします。
参考文献
著書
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