ワクワクしながらゴールを達成!「本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR」奥田和広
今回は奥田和広さんという(上場企業、コンサル会社を経て事業を立ち上げられた起業家の方)執筆された
本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKRという本を紹介させていただきます。
本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR
この本の概要
OKRとは
OKRは 目的(O:Objectives) と 重要な結果指標(KR:Key Results) の2つの要素で構成されます。 1つの目的(O) に対して 2~5個の重要な結果指標(KR) を持ちます。
目的(Objectives)
目的は下記のような内容を示す定性的な指標になります
- 何を達成したいのか?
- どこに向かおうとしているのか?
重要な結果指標(Key Results)
重要な結果指標は下記のような内容を示す示す定量的な指標です
- どのように目的を達成するのか?
- 目的に近づいていることをどう把握するのか?
keyresultsで目的が達成できるための指標を3個くらい設定する感じです。
OKR設定の例
OKRの設定の例としては以下のような形で設定します。
目的(Objectives)
- マーケティングの力で、世の中をもっと楽しく!する
重要な結果指標(Key Results)
- 営業部門の売り上げXXX円を達成する
- MAツール導入企業数XXXを達成する
- マーケティングメディアの月間PV数XXXXを達成する
OKRのポイント
組織に対する社員のエンゲージメントが上がる
- 会社が一生面倒みるという時代から売り手市場へ変化したことで組織にとってエンゲージメントは重要
- プレッシャー型ではなくモチベーション型
- 数値を設定し達成したかで評価を行うKPIなどと違いモチベーションに直結
- 社員からの会社の信頼に繋がる
外部環境の変化に素早く対応できる
- 変化が早く予測が困難状態(VUCA)に対応していくために 3ヶ月で目標の見直しを行う
- 週1での1on1、週次でのタスクの見直し調整を行うことで変化に対応しやすくなっている
個人の意識に頼らず仕組み化をすることで達成しやすくなる
- OKRではフィードバックから立て直すための仕組み
- 組織全体で目標を公開して管理するなどから目標を達成するための仕組み化を重視している
手に取ったきっかけ
最近OKRを軸にした目標設定の話を聞くことが増えました。
海外だとgoogleやfacebookを初めとしたシリコンバレーの大企業が積極的に取り入れていたり
日本だとメルカリとかサイバーエージェントが導入して最近注目されつつあるそうです。
そんな目標設定のフレームワークを理解することで自身の目標設定へ活かしていけるのではと考えこの本を手に取りました。
読んでみて思ったこと
参考にする部分が多くあり、目標設定の考えに取り入れていきたい思いました。
目標をワクワクするような内容をベース考えること
私の会社では半期ごとにMBO型の目標の設定と評価が行われています。 そして組織の構造も達成型の組織で部門の目標をベースに自分たちの目標を設定する必要があります。 そのためモチベーションがなかなか上がらずに悩んでおりました。
しかしこの本を読んで以下のことをやってみようと思いました。
この本を読んでやってみようと思ったこと
- 自分がワクワクすることが何かを考えてみる
- ワクワクすることと組織の目標の共通点を考えてみる。
そうすることで組織の目標をベースに
モチベーションが上がる目標の設定することができ
組織も自分もよりプラスになれるのではと思います。
そしてこのように実際の状況と読んで得られた学びから
解決策を考えていくことが大事であると思いました。
定期的な目標の見直しの実施する
これまで1on1を通して定期的な進捗確認は一応行なってきました。
進捗が悪ければリカバリの対応を検討、期限の調整などを必要に応じて対応してきました。
しかし目標に対しての見直しについては大きな発見でした。
目標の見直しも考える
- 今それやる必要があるのか?
- もっと他に大事なことはあるのではないか?
確かにチームの状況や競合の影響によってやらなければいけないことは変化します。
この変化に対応していくことは非常に大事であると感じています。
そのため周りの状況を理解しつつ定期的に進捗に加え
目標についても今やることとして正しいかということを
しっかり考えていくことをこれから行なっていきたいと思います。
最後に
OKRの考えを学ぶことで新しい発見がありました。
本を読んで自分なりに内容を振り返って考えたり
内容を踏まえて自身が変化するための行動を考えてみることも大事であると思います。
ぜひ目標設定で課題感を感じている方は一読をお勧めします。