【設定方法】超簡単。SEOの無料ツールserposcopeをDocker環境へサクッと立ち上げて起動するまでの手順
SEOの無料ツールserposcope
をDocker環境へサクッと立ち上げて起動するまでの手順メモします。
serposcope(サーポスコープ)
serposcopeとは?
Google上のウェブサイトの検索順位を監視し、定期的に順位計測をができる
オープンソースで利用できるツールです。
serposcopeの公式サイト
serposcopeのメリット
- 完全無料で利用できる
- 設定できるキーワード数とWebサイトの数は無制限
- 自動で計測を行ってくれる
メリットはいろいろありますが一番大きいメリットは完全無料
であると感じています。
同じSEOの計測ができる他のツールとしてGRCやRank Trackerなどがありますがこれらのツールは有料になってしまいます。
Dockerのインストール
直接PCのclientへインストールしてもいいのですが
あまり汚したくないためDockerへインストールして起動します。
Dockerのインストール手順
Dockerのインストール手順についてはこちらを参照ください。
Mac に Docker Desktop をインストール
CentOS7へDocker環境を構築
環境
- Mac OS Big SUR 11.3.1
- Docker 20.10.5, build 55c4c88
- docker-compose 1.28.5, build c4eb3a1f
ファイル操作で利用するUnixコマンドについて
基本的なディレクトリ作成やファイル操作はUnixコマンドを利用します。
Unixコマンドについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
serposcopeのセットアップ
準備
プロジェクトのディレクトリを作成
プロジェクトディレクトリを作成します。
terminal$ mkdir serposcope
作成したプロジェクトのディレクトリへ移動
作成したプロジェクトディレクトリへ移動します。
terminal$ cd serposcope
Githubからserposcopeを取得
git clone
コマンドでソースコードを取得します。
一部ファイル(Dockerの設定周り)のみ利用するので ./git
というディレクトリ名でcloneします。
terminal$ git clone git@github.com:serphacker/serposcope.git ./git
GithubのURL
GithubのURLです。
https://github.com/serphacker/serposcope
必要なディレクトリを移動
移動するディレクトリ
利用するファイルが格納されているのがdocker
ディレクトリになります。
このディレクトリをプロジェクト直下へ移動します。
└── docker
コピーコマンドでディレクトリをコピー
cp
コマンドでdocker
ディレクトリを移動します。
terminal$ cp -r ./git/docker ./
cloneしたディレクトリを削除
残った./git
ディレクトリは不要のため削除します。
terminal$ rm -rf ./git
docker-compose.ymlの作成
docker-compose
で起動します。
設定について
clone
して移動したdockerディレクトリをビルド対象へ指定- ホストとコンテナの7134ポートを接続
docker-compose.ymlversion: '3'
services:
serposcope:
build: docker
ports:
- '7134:7134'
serposcopeの起動
docker-composeコマンドで起動
docker-composeコマンドでアプリケーションを起動します。
terminal$ docker-compose up -d
// 中略
Creating serposcope_serposcope_1 ... done
プロセスを確認
docker ps
コマンドで起動しているプロセスを確認します。
bash$ docker ps
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
9bbd25615b17 serposcope_serposcope "/entrypoint.sh" 2 minutes ago Up 2 minutes 0.0.0.0:7134->7134/tcp serposcope_serposcope_1
serposcopeへアクセス
起動したアプリケーションへアクセスします。
アクセスするURL
ローカルホストでDockerを起動している場合は
http://localhost::7134
こちらからアクセスできます。
serposcopeログイン画面
ログイン画面が確認できます。
serposcopeログイン後画面
ログインするとことのような画面へ遷移しました。
これでインストール完了です。
データの永続化について
Dockerは手軽に環境を構築できますが揮発性(コンテナ破棄時に変更分が消えてしまう仕様)のため
再起動などを行うとデータがなくなってしまいます。
そのため永続化手順については下記記事へまとめていますので
合わせて参照板だだければと思います。
serposcopeのデータの永続化手順
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