証明された健康を手に入れる!世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 津川 友介
今回は津川友介というお医者さんが執筆された
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事という本を紹介させていただきます。
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事
この本の概要
タイトルの通り
科学的に証明された健康的な食事について紹介されている本です。
この本で特に大事にしているのが
科学的根拠であるエビデンスについてです。
研究結果に基づいていることはもちろんのこと
エビデンスの信頼レベルに大きく焦点が当てられて
レベルに基づいた根拠が加えられています。
エビデンスの種類
- ランダム化比較試験
- 観察研究
- メタアナリシス
と大きく2種類あります。
ランダム化比較試験
対象者をランダムに集めて行ったものです。
観察研究
ある地域の傾向を分析していくものです。
メタアナリシス
研究を複数10個とか20個とかまとめられたものです。
エビデンスレベル
メタアナリシス > ランダム化比較試験 > 観察研究
の順番に信頼性が高いいわれています。
これらのエビデンスレベルと合わせて
健康なの食事、不健康な食事について詳しく紹介されています。
食品について
本当に健康にいい食品
- 魚
- 野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない)
- 茶色い炭水化物
- オリーブオイル
- ナッツ類
体に悪い食べ物
- 赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)
- 白い炭水化物
- バターなどの飽和脂肪酸
手に取ったきっかけ
手に取ったきっかけは新型コロナウイスの自粛をきっかけに
筋トレを始めました。
その影響で健康に関する意識が高まり
体を動かすだけではなく
食事や栄養面から健康へのアプローチを考えるために読むことにしました。
読んでみて思ったこと
世の情報は誤りばかり、騙されてはいけないと思いました。
テレビやネットの健康情報
よくテレビやネットなどで健康情報を目にしますが
- エビデンスの表示がないもの
- 最新の研究によるとという情報
これまでは全く意識せず信用していたため
今後は最新かどうかでなくエビデンスレベルで確認することを大事にしたいと感じました。
巷に出回っている情報
または巷に出回っている情報も正しくないことが多く
- 炭水化物は食べると太る
- リコピンやBカロテンは健康にいい
- 果汁100%のフルーツジュースは身体にいい
多くの人が信じている情報を
真実と勘違いして捕らえられやすいので
注意が必要だと思いました。
人間は食べたものでできている
何を食べて何を食べないかの選択の延長に自分が存在していて
その選択によって病気に近づけたり遠ざけたりしていることは事実であるため
正しく情報を取捨選択していくことが大事であるという大きな学びになりました。
ぜひ健康でいたい、長生きしたいと考えている方は一読をお勧めします。