エンジニアとしての成長に必要なことは自分と向き合うこと
エンジニアの成長に必要なことを整理しました。
その内容を具体例とともに紹介し
エンジニアとして成長していくための
私の考え方をお伝えできればと思います。
エンジニアとしての成長を考えるに至ったきっかけ
意識高すぎる若手「強者」
私が所属しているチームには一人だけ強者がいます。
他のほとんどのメンバーは保守的で受け身に感じがちなのですが(それはそれで別の課題を感じています )
そのメンバーだけは正反対です。
強者は20代の若手なのですが
わからないことをどんどん探究し、新しいことへガンガンチャレンジしています。
最近の若手はゆとりとかさとりとかつくしとか
関心や競争心が薄いかたが多いと聞きますが
全然そうではありません。
ものすごく関心、向上心、意識が高いです。
具体的には横目で見ていて以下のようなことを感じます。
強者の関心、向上心、意識が高いと感じる例
- めちゃめちゃ本をたくさん読んでたくさんアウトプットしている
- いろんなテックイベントに参加して発表している
- たくさんのエンジニアとコミュニケーションをとっている
その結果ものすごく成長が早いと感じますし
社内でも多方面で活躍しています。
自分自身の成長
一方で自分の成長はどうかというと
なかなか成長出来ていないと感じることが増えました。
年齢を重ねたせいもあるかと思いますが以下のようなことが増えました。
自分が成長できていないと感じること
- 新しいことがなかなか覚えられない
- 昔覚えたことが忘れて思い出せない
その結果以下のような状態となってしまっています。
成長できていないと感じた結果起こっている状態
- 実装スピードが遅くなっている
- 最近の技術の話題になかなかついていけない
- 深い議論についていけない
強者と自分のギャップ
強者と自分のギャップの大きさが
エンジニアとしての成長を考えるに至ったきっかけです。
強者と自分のギャップ
- 遅れをとっていると感じる悔しさ
- 回答を求められたときに何も答えられない辛さ
このままではやばいと感じ
自身の成長についてしっかりと考える必要があると思いました。
また年齢のせいにしてしまうと思考がそこで停止し これからの成長が完全にストップしてしまいます。
その結果以下のような状態になってしまうことが想像でき
とても辛いものがあります。
思考停止すると陥ってしまう状態
- 何も出来ない無価値な自分
- 腐っていくだけの存在である自分
エンジニアの成長は何か
エンジニアの成長について考えていきます。
エンジニアとしての成長の例
- スキルの成長(出来るようになった)
- 知識の成長(理解できた)
- 経験値の獲得(新しい体験をした)
そしてこれらが過去の自分と比較して
プラスになっているかどうかで成長していると考えられると思います。
なのでそれを踏まえ具体的な成長を考えていきます。
スキルの成長(出来るようになった)
スキルの成長とは何か?
スキルの成長とはこれまでできなかったことが出来るようになったり
目標達成をしすることで得られる成長。
具体的なスキル成長の例
- 新しいの言語で特定の処理が書けるようになった(技術)
- 施策の実施と継続的な改善で売り上げ目標を達成した(能力)
- 新しい特技を覚えた(ドラクエ)
知識の成長(理解できた)
知識の成長とは何か?
知識の成長とは新しい情報や学問を学ぶことで理解、吸収して得られる成長。
具体的な知識の成長の例
- ライブラリのリリースノートを確認し何が出来るかを理解した(情報)
- 統計学を学びデータ分析のやり方の知識を得た(学問)
- このボスはデイン系が弱点と知った(ドラクエ)
経験値の獲得(新しい体験をした)
経験値の獲得とは?
経験値の獲得とは新しい体験や繰り返し行うことで得られる成長。
経験値の獲得の例
- 初めてテックイベントで登壇し発表者としての経験をする(体験)
- アジャイル開発を主流とするチームで2年間働くことを通してアジャイル開発の経験値を得る(繰り返し)
- 地道に雑魚敵を倒すことで経験値を獲得しレベルが上がった(ドラクエ)
強者から学べる成長するための行動
それぞれの成長ごとに強者が
成長するためにどんな行動しているか考えてみます。
スキルの成長
- 定期的なチュートリアル実施(ライブラリなど)した情報をアウトプット
- いろんなテックイベントへの参加や発表
- 専門分野でない技術においても的確に意見を述べたり矛盾に対して反論する
知識の成長
- 週に1冊以上の読書してアウトプット
- 英語だけの数十万円するUXのセミナーへ参加
- わからないことはその場で質問したりすぐに調べる
経験値の獲得
- 自ら積極的に手をあげて案件もらい他の人より多く案件を消化する
- みんなのコードを網羅的にレビューしコード品質を担保
- 案件実装へのコミット(他メンバーのリカバリ含め全ての責任を持つ)
自身が成長するために何を取り組むべきか
強者からの学びを生かして
成長するために自身が何をできるかを考えていました。
改善した方が良いことを考える
まずは今の自分の中に存在していて改善した方が良いと思う
ネガティブな価値観を考えてみます。
改善した方が良い価値観
- 先延ばし思考
- だらだら思考
- 他人事、他責思考
先延ばし思考
やらなければいけないと思いながらいつかやればいいと思う考え。
先延ばし思考の例
- 技術の勉強は必要な時がきたらまた頑張ろう
- 今はドラクエが楽しくて忙しいから仕事の準備はまた今度
だらだら思考
頑張っても疲れるしだらだらしながらやろうずっとゴロゴロしてたいという考え。
だらだら思考の例
- 今日中に終わればいいし仕事はだらだらやろう
- 休みの日は一日中布団の中でゴロゴロして過ごそう
他人事、他責思考
専門分野以外は自分には関係ない。
他人の仕事は他人の仕事といった考え。
他人事、他責思考の例
- この技術は直接自分とは関係ないので聞き流そう
- このプロジェクトが納期に終わらなかったら作業が遅いメンバーの責任だ
価値観の転換
これらの改善した方が良い価値観について しっかり向き合いそこから良い形へ転換するための 理由を考え改善していきます。
先延ばし思考を転換すべき理由
- やるべきことをしっかりやりたい
- 先延ばしせず効率よくタスクをこなせるスキルを身につけたい
- 先延ばしして出来ないことによるストレスを減らしたい
だらだら思考を転換すべき理由
- 集中して効率よく終わらせることが出来る力をつけたい
- だらだらするより早く終わらせて自身の時間を有効に活用したい
- だらだらしない習慣を身につけたい
他人事、他責思考を転換すべき理由
- 自分の責任でコミットできるエンジニアになりたい
- 専門外の分野でも内容をしっかり理解した上で判断できるようになりたい
- 他責にしても問題は解決しないので問題は何かをしっかり考えられるようになりたい
個人的な理由になってしまいましたが
しっかりと考えへ向き合うことで
マイナスな価値観を転換することができました。
成長のために日常的に心掛けていくこと
価値観を転換が出来たので 今後日常的に出来る成長のための行動について考えてみます。
スキルの成長
- スキル成長のための継続的なアウトプットを先延ばしにせず行う
- 専門分野でない技術に関しても積極的に理解し活用する
知識の成長
- 2週に1冊以上の読書を行いアプトプットする
- 毎朝テック系のサイトで情報のキャッチアップを行う
経験値の獲得
- 積極的にいろんなことへチャレンジする
- 案件実装へのコミット(他メンバーのリカバリ含め全ての責任を持つ)
こちらも個人的な内容となってしまいましたが
これらのことを成長するために心掛けていきたいと思います。
成長するために必要なことは向き合うこと
昨今の時代の変化により
エンジニアは常にアップデートや変化が求められます。
そして成長しない限り、取り残されてしまい辛い未来が想像できます。
そうならないためにあらためて大事なことは自分と向き合うことです。
向き合うこと
- 成長するとは何かを考えてみる
- 出来ている人と自分を比較してみる
- 自分のマイナスな価値観を考えてみる
- マイナス価値観を転換してみる
- 自分が成長するために出来ることを考えてみる
向き合ってしっかりと考えていくことが大事であると思います。
そして頻度高く向き合い
継続的に成長につなげていくことが大事であると思います。